兵庫県丹波市で江戸時代から家族で農業を営んできた婦木農場。
田畑を耕し、牛や鶏を飼い、小規模循環型農業を実践。
この丹波の豊かな里山を守ってきました。
2014年春、養鶏・有機農家・酪農家・チーズ工房と研修を重ねていた
長男敬介の帰郷をきっかけに、婦木農場は新たな取り組みをスタートしました。
敬介が出会った十勝の「さらべつチーズ工房」での経験を活かし、
2015年、自家製ミルクを加工したチーズ作りを開始。
丹波チーズ工房という屋号を掲げました。
先祖から受け継いだ大事な田畑の土づくりから、
牛たちの栄養源である牧草を育て、
毎日お乳を搾り、それをチーズに加工します。
チーズ作りは、師匠の教えを忠実に守り、
自家培養の乳酸菌を使い、時間と手間を惜しまず製造しています。
丹波チーズ工房の看板商品「蔵熟成ゴーダ」は
2021年のALLJAPANナチュラルチーズコンテストにおいて
最高賞となる農林水産大臣賞を賜り、日本一のチーズとなりました。
牛を飼うことで、田畑を耕し、山を利用し、チーズを生産し、
この生まれ育った豊かで美しい里山で
家族と暮らし、里山を次世代へ継承したい。
そんな思いで、今日も取り組んでいます。