これからチーズ工房をやるんだけど、どのチーズバットを選んだらいいんだろう…
こんな悩みにお答えします。
チーズバットは、ものによってはかなり高額投資にもなるので、初めてだと悩みますよね。
JCA2020にて銀賞を受賞した「丹波チーズ工房」6年目の私がお伝えします。私の反省点も生かしてください!(笑)
バットの種類を知りたい方は先にコチラも
最初に考えておくこと
チーズバットを選ぶ前に、まず考えておきたいのは、
「どんなチーズを、どのくらいつくるのか」ということです。
チーズ工房の販売戦略といってもいいかもしれません。
チーズバットはあくまで「道具」です。製造技術や販売戦略があってこその道具ですので、よく計画しておきましょう。
私は正直、販売のことまで深く考えていませんでした(笑)
「販売」の仕事をしたことがない酪農家の方は、特に気を付けておきましょう。
初めてなら40Ⅼ円形チーズバット
チーズ工房を始めるなら、まずはこの40Ⅼバットを選んでおけば間違いありません。写真の機械のPDFです↓
http://www.tohokuorion.co.jp/sanki/cheese.pdf
酪農機器でお馴染みのオリオンや、大生機械という会社で取り扱っているようです。YouTubeもありましたので参考に↓
モッツァレラやフロマージュブラン、カマンベール、ミニゴーダなどの少量生産向けです。
今後、生産量が増えてくると、2台目を追加したり、大きいバットの導入を検討していくのがいいと思います。
実際の製造や販売をはじめて、ほかの工房さんへ見学にいくと、「このチーズを作ろう!生産効率を上げよう!」といろんな考えが出てくるので、小さく始めるのがおすすめです。
私が角バットを選んだ理由
私はニチラク機械さんから100Ⅼの角バットを導入しました。理由は以下の通りです。
なぜニチラク機械?→師匠がおすすめしてたから
なぜ角バット?→ゴーダチーズを作ると決めていたから
なぜ100Ⅼ?→農場の生乳生産量が少なかったから
私は師匠の影響を色濃く受けていますので、あまり参考にしないほうがいいかもしれません(笑)
まとめ
初めてのチーズバットは「40Ⅼ円形バット」を選んでおきましょう。
大きいバットにあこがれる気持ちはよくわかりますが、まずは作って、販売してみるところから始めてみるのがいいと思います。試作なら、普通のなべでもできますよ。
これからチーズ工房を始めたい!という方は、お問い合わせフォームより気軽に質問いただけると嬉しいです。一緒に日本の酪農文化・ナチュラルチーズ文化を盛り上げていきましょう!
以上です。