月刊里山酪農通信

丹波里山酪農通信8月号

連日の猛暑で、体調管理も難しい時期ですが、皆様お変わりありませんでしょうか?

私たちはアイスを食べたり、ビールを飲んだり、

冷房の効いた部屋でオリンピックを観てダラダラしながらも、

毎日休まず牛の草を刈り集めています。


牛舎では換気扇や扇風機、打ち水などできることはすべてしていますが、

牛たちもさすがに夏バテ気味で、ミルクの量も少なくなってしまいました。

牛は寒さには強いですが、暑さには弱い動物です。

暑くなると、水をたくさん飲むようになり、食欲も落ちます。

すると牛乳の成分もやや薄くなるので、夏の牛乳は比較的さっぱりした飲みごたえになります。

一般的に「冬の牛乳がおいしい」と言われる理由はここにあります。


ただ、我が家の牛はこの春夏にたくさんの青草を食べているので、この時期のミルクには特に草の香りをしっかり感じることができます。

この草の香りをもっとチーズに表現できたら と日々試行錯誤しています。


放牧している仔牛たちは、昼間は草間の陰で休み、夕方から元気に活動しているようです。放牧地も農場のそばにありますので、お近くにお越しの際は気軽にご覧下さいませ。


2 人の子供たちにも、日々癒されています。

3 歳の娘は自分でお着替えができるようになりました。

そして驚くのが、裏返しに脱いだ服を元に戻して洗濯かごに入れてくれます。

妻の姿を見ているからなのか、感心してしまいます。

1 歳の息子は、一日中家の中を縦横無尽に歩き回り、

引き出しやおもちゃを広げまくっています。

絵本を破るのだけは、そろそろ勘弁してほしいところですねぇ・・・(笑)