月刊里山酪農通信

丹波里山酪農通信7月号

「あーめあーめふーれふーれかあさんがー」と懐かしい童謡を歌いながら、娘たちの保育園の送り迎えをしています。

放牧地では仔牛たちが雨の中でも元気に走り回っています。

これまではジャージー牛だけでしたが、4 月に生まれたホルスタイン牛も 1 頭放牧を始めてみました。

先輩を見習って、しっかり草を食べて、大きく育ってもらいたいです。


6 月には 2 頭の出産がありました。1 頭は初産のジャージー牛で、運良くメスを産んでくれたので、また今後農場で育てていきます。

出産は、人間にとっても命がけの大仕事であるように、牛にとっても命がけです。

これまでも病気や管理不足のために、出産後体調を崩してしまう牛がいました。

悲しいことではありますが、彼女らの犠牲を糧に、牛飼いとして観察力を鍛え、ちょっとした変化に気づくことができるよう年々成長させてもらっています。


私は地域の消防団にも所属しています。

最近では7月に行われる消防操法大会に向けての練習をしています。

消火活動の動きを学ぶための訓練の一環で、学生時代の部活動を思い出すような懐かしさも感じます。

先輩や仲間たちと励ましあって、仕事終わりの時間を使って活動することは、大人になっ
てからはあまり経験できないので、案外楽しいものです。

農業は、地域の信用が大切な仕事でもあるので、これからも地域のために汗をかいていきたいと思います。