月刊里山酪農通信

丹波里山酪農通信6月号

田んぼに水が張られ、稲が植わり、田園風景の丹波です。
放牧している 3 頭の子牛たちは、雨もいとわず元気にたくましく大きくなっています。

ちょうど雨上がりに虹が出ていたので、写真を撮っていましたが、今月はバタバタでこの 1 枚しかありませんでした(笑)

5月はチーズをたっぷり仕込むことができました。

たくさんの種類を同時並行で製造しているので、製造室はいつも数種類のチーズ並び、作っている私自身も何のチーズを造っているのかわからなくなりそうな勢いでした。

販売を再開したブルーチーズも、製造が安定し始めたので、これからもっと製造
を増やしていきたいと考えています。


晴れ間を縫って、「牧草サイレージ」という牛のエサづくりもしていました。

畑で大きく育った牧草を刈り倒し、乾きやすいように草を反転し、適度に乾くのを待ちます。

ある程度乾いたところで、筋状に寄せ集め、専用の機械を運転して草の玉を 作り、農場に運びます。

最後にそれをビニールラップでぐるぐる包むと、長期保存ができるサイレージという草の漬物ができるのです。


最近は田んぼの畔草も良く伸びるので、草刈り機で刈っては集めて帰り、牛のエサにしています。

刈りたての柔らかい青草は牛たちの大好物で、隣同士で争って食べています。


畔草刈りは、田園風景を守るためにも大切な作業ですが、お金にはなりません。牛に食べさせることで、田んぼの畔にある雑草たちにも価値が出るといいなぁと思い頑張っていま
す。

ただ悲しいかな、栄養価の低い雑草をいくらやっても、乳量はほぼ増えないのです~トホホ~泣