月刊里山酪農通信

丹波里山酪農通信4月号

夜明けがずいぶん早くなりました。

寝ている子どもを起こさないようにベッドを出て、

今日の仕事を確認しながら 1 杯のコーヒーを飲み、牛舎に向かいます。

こちらをじっと見つめる牛たちの顔と、糞の様子をみて、

今日も異常がないことを確認。


まもなく初産予定の牛は特に注意深く見ています。


最近の餌メニューには、畑で大きくなりすぎた菜花が加わり、春らしい甘い香りが広がります。

農場では今年のお米の種まきも始まり、慌ただしくなってきました。

放牧地の牧草もずいぶん伸びてきたので、今月中に子牛の放牧再開への準
備も進めていきます。


3月は久々に何度かお出かけができました。

関西のチーズ工房を営む仲間たちが集まり、勉強会を開きました。

製造についての情報共有、販売の苦労を分かち合い、諸先輩方とも楽しいお酒を飲みました。


神戸酒心館さかばやしさんで開催された特別な食事会には夫婦で参加しました。

我が家のチーズが、日本料理のコースとなって出てくることがとっても嬉しく、チーズの新しい可能性を感じることができました。


末の弟の結婚披露宴には家族総出で参加しました。

可愛い衣装を着た 2 人の子供たちも大活躍(?)してくれて、笑いあ
り涙ありの素敵な思い出になりました。


4 月から 2 人の子供たちが保育園に入り、平日は妻もチーズの製造や包装作業を勉強し、少しずつ手伝ってくれる予定です。

より一層美味しく、魅力的な里山酪農、チーズ作りに努めてまいります。